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2023.04.24
こんにちは!
事業開発部の小林です。
村上春樹さんの6年振りの新作小説が発売されましたね。
最近紙で小説を読むことから離れていましたが、書店で見かけて久しぶりに購入したので、
大事にゆっくり読みたいと思います。
村上春樹さんは小説家としても有名ですが、
アメリカ文学を中心に、多くの本の翻訳もされています。
私は学生時代一応アメリカ文学を専攻していまして皆さんに読んでみて欲しいなーという想いもあり、
いくつか作品を紹介したいと思います。
個人的な好みが大分入ってますので、万人におススメできるブックリストではないですが、
気が向いたらゴールデンウィークのおともにいかがでしょう。
ジョン・アーヴィング『熊を放つ』
『ガープの世界』『サイダーハウス・ルール』等、映画化された作品も多い作家のデビュー作です。
多くの作品が映画化されていることからも分かる通り、
波乱万丈のストーリー展開が持ち味といわれる作家ですが、この作品に関しては、
デビュー作ということもあるのか、文章はかなり冗長だったり読みづらい部分もあるかもしれません。
『ガープの世界』などの方が、ストーリーとしての完成度も高く読んでいて面白く
オススメするならそちらですが、整っていないからこそ、
この作品は若さゆえのもどかしさのようなものが前面に出ている気がします。
若いころに読んだせいもあるかもしれませんが、折にふれて読み返したくなる作品です。
ティム・オブライエン『本当の戦争の話をしよう』
ベトナム戦争の帰還兵たちのお話です。
私は戦争ものが好きなわけではないのですが、この作品は非常に印象に残っています。
内容は説明が難しいので、読んでみて、としか言えませんが。。。
少し日常から離れて静かにものを考えたい時に読んでみて欲しい作品です。
『恋しくて』
こちらは複数の作家の作品をあつめた短編集となってまして、アメリカ文学でもないのですが、
前の2つの作品が古い作品ばかり、かつ万人におススメできないものばかりだなと思ったので、
比較的最近(それでも2016年ですが)ライトなものを一ついれておきます。
短編集なので気軽に読めますし、作品の幅も広くオススメです。
恋の話ということで、余韻が残る作品が多く、読後感もよいので是非。
ここ最近はビジネス書を読んでばかりですが、
本の話を書いていたら久々に小説をがっつり読みたくなったので、
GWは家に引きこもって本の虫になろうかと思います。
皆さまも素敵なGWをお過ごしください!
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