BLOG社員ブログ
2023.12.28
こんにちは!管理本部の春木です。
昨年この記事を書いてから1年半…「育てたSNSアカウントをつぶしたくない」
というだけの惰性でなんとか続けています!(月1くらいでXに投稿するだけ…)
最近生活環境が変わって趣味の優先度が下がってしまった私は、とにかく楽をしたかった。
そこで思いついたのがAIの活用でした。
絵師界隈ではタブーに近いAIですが、時短ツールとして使えないかなと思って使ってみたので
つらつらと書いていきたいと思います。
ツールは定番の、
Midjourney、Stable Diffusion、NovelAIが候補。
触ってみて、操作の圧倒的イージーさからMidjourneyを採用しました。(正確には「にじジャーニー」)
とにかく“/imagine prompt:”に文章くっつけるだけでかなりそれっぽい絵が出る!(日本語もいける)
・絶対にPCを使いたくない(出来ればスマホがいい)
・操作のコツや設定が必要なものはパス
※Stable DiffusionはiOSアプリのDraw Thingsを使用。
世に出てるイラストを見てもツールではそれほど変わらないなという印象。
・特定のイラストレーターに寄せた絵柄の生成
・センシティブな絵の出力
・ポーズを細かく指定
これらはSDやNovelAIじゃないと厳しそうだけど、結局どうしてもAIっぽさは残る。
あと複数人の配置、絡みや複雑なポーズはまだ難しい。
で、使ってみた結果、
①ライティングの参考にする
②描きたいもの探しの手助け
が自分的には良い使い方でした。
①私はだいたい「色を塗って台無しにする」ので、
生成した絵を見ながらそれっぽくザクザク塗れるのはめちゃくちゃ良い体験でした。
②PinterestとかX眺めるのと同じくらいの感覚。
(もっと楽したければ出力された絵をトレスすることも出来るかもしれませんが、
色々リスクあるし、さすがに本末転倒感)
Midjourney出力例(にじジャーニー)
/imagine prompt: a beautiful girl, tarot card, flowers.
タロットカードっていったらもっとミュシャっぽい感じだよな~
→art nouveau(アールヌーヴォー)を追加
/imagine prompt: a beautiful girl, tarot card, flowers, art nouveau.
なんかそれっぽ!もちろんgirlの髪型や服装を指定することも可能。
なかなかピンポイントで狙った画面は出せないけど、生成はガチャなのでひたすら回す。
手の崩壊なんかは自分で直せばいい。
ざっくりイメージ出して光と影の参考にするにはすごくお手軽。
ちなみにSD(Draw Things)で同じプロンプト入れたらこんなのが出てきました。
いや~厳しい!
調整とか、モデルの問題かもしれないけど、
そもそもそこに手間かけたくないのでやはりMidjourney一択です。
AIはお手軽に使えるリファレンスツール
→画集、Pinterest、ポーズ集、自撮り…に選択肢が一つ増えた感じ。
ただ、AI生成しているうちに段々「頼る」気持ちが芽生えてきて、
それにつれてつまらなくなってきました。みんな同じようなものに見えてくる。
パッと見はいいんですけど…。
AIにはパッションが無いので…。
3D人形使う、素材で背景描く、のと同じくらいの感覚で補助ツールとして取り入れるのがちょうど良い。
どうせ今後AIが衰退することは無いんだから、使えるとこには使った方がいいかな。
でもやっぱりちゃんと練習して技術を身につけたいと思いました。
そしたら自信を持ってAIを活用できる気がする。
楽しようと思ってAI使ってみたら、努力に帰ってきた話。
それではみなさま、よいお年を!
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